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オンライン取引におけるリスク回避と対策について。

いつも弊書房にお越しいただきありがとうございます。

ピクブラとピクトスクエアがサイバー攻撃に遭い大規模な情報漏洩が起きたことで、オンラインで使っているパスワードを全て変更し整理しました。

私がピクモフ(pictMaflem)を利用していた5年前は、作品データ保護に関してPixivより幾分ましという印象でした。頒布サイトのピクトスぺ―スは匿名配送ができる点は魅力的でしたが、手数料が発生する上に頒布物と配送先情報を第三者に渡す状態が安心できず、直接取引のほうがこちらで完全にデータ管理ができると思い、直通販サイトを立ち上げることにしました。同じ理由でBOOTHでの頒布はやめました。どちらのサイトも作品をピクシブやピクモフで公開しなければサンプル公開が難しく、データ保護がガバガバなところは全く改善されていなかったのでpixivアカウントも削除しました。かれこれ2年くらい前のこと。

当サイトを構築しているWordpressは常にセキュリティ対策されていて脆弱性回避について数日おきにメールやサイトで報告してくれます。めったにありませんが、危険になると黄色信号が発令されるので、早急に対応しています。サイトの状態を常にモニターできる良い仕組みです。

当方では通販情報が洩れないようセキュリティ対策としてフォームアンサーを導入しています。インターネット上で頒布申込みから発送のお知らせまで、作業は全てSSL通信によって暗号化されデータのやり取りへの盗み見を防止しているのでご安心ください。フォームアンサーは作成から60日でサーバーから自動的に完全削除される仕組みです。決済で利用しているPaypalシステムも取引データは全て暗号化されています。配送に利用しているクリックポストも取引完了後データは責任をもって削除しています。平文データは一切持たずに管理しています。これは大切。

外部の通販委託サービスを使わないことで手数料がかからない分、一冊の頒布コストを下げることが叶いました。本の発送作業も毎回楽しみで、頒布本づくりは原稿作業から一貫して楽しい事ばかりです。

今回の出来事で世の中のオンライン同人活動(イベントや展示頒布)が滞らないことを願っています。気軽にオンラインで二次創作を楽しめるSNSやイベントサービスが利用できることは素晴らしいですが、同時に作品データや個人情報などがしっかりと保護されている状態を確保することも大切です。作品を発表する場(通販を含む)として、ユーザーひとりひとりの情報が管理しやすい個人サイトという選択があるということが、これを機にもっと広まればいいなと思います。サイトを作るのは楽しいですよ。

オンライン上のリスクを今回のことで考えるようになりました。Wordpressもサーバーを攻撃されて情報を抜かれたらアウトなので、究極はローカルサイト運営になるのかなあ。定期的にメールやお手紙で作業進捗や作品のご案内をして小説を配るという方法が一番安全かもしれません笑笑 ひと昔前のやり方が私には合っているのかなと思いました。メルマガとかが二次創作には向いていると思います。ニッチ趣味なのでね。

今後も安全な自家通販サイトを維持していく所存です。

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